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AIで作ったサイトが、検索にもAIにも見つけてもらえないワケ。5つの弱点と直す順番

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AIで作ったサイトが、検索にもAIにも見つけてもらえないワケ。5つの弱点と直す順番

「AIでサイトを作った。見た目は悪くない。でも、問い合わせが来ない」。ここ1〜2年で、こうしたご相談が急増しています。

結論から述べます。AIで作ったサイトの弱点は、見た目には出ません。「読まれ方」「直され方」「見られ方」という、公開したあとに効いてくる3か所に出ます。 具体的には、検索エンジンや生成AIが本文を1文字も読めていない、直したいのに直せない、そして訪問者に「AIで作ったな」と気づかれる、の3つです。いずれも見た目を眺めているだけでは分かりません。

TAW株式会社はWebマーケティング支援を累計600社以上手がけ、サイト制作から広告運用・公式LINE運用までを一気通貫で行っています。その立場から申し上げると、AIでの制作そのものが悪いのではありません。当社自身、Meta広告向けのLPはAIで大量に生成しています。問題は「読まれる必要があるページまで、同じやり方で作ってしまう」ことです。

とくに見落とされているのが、検索広告への影響です。「検索対策はしていないから関係ない」とはなりません。Googleは広告のランディングページも読みに来ており、その中身が品質判定と、どの検索語句に広告を出すかの判断に使われています。本記事では、実際に多く見つかる5つの弱点と、AIで作ってよい範囲の線引き、いまあるサイトを全部作り直さずに直す順番を整理します。

この記事を読んでいただきたい人

  • AIツールやノーコードでサイトを作ったが、問い合わせも検索流入も増えてない方
  • これからAIでサイトを作ろうとしていて、どこまで任せて良いか判断したい方
  • AIで作ったサイトに広告を出したい、または作り直しを検討している方

1. AIで作ったサイトによくある5つの弱点

まず全体像です。5つの弱点は、気づくタイミングがそれぞれ違います。 どれも公開直後には表面化せず、数ヶ月経ってから「おかしい」と気づく点が共通しています。

#弱点何が起きるか気づくタイミング
文字が画像やプログラムの中にあり、読まれない検索にも生成AIにも本文が届かない。検索広告の品質判定と配信範囲にも響く3〜6ヶ月後、検索流入が増えないとき/検索広告のクリック単価が下がらないとき
あとから直せない1文字の修正に毎回コストがかかる/再生成で他が壊れる最初の修正依頼をしたとき
AI製だと見抜かれる信用の判断材料がなく、比較検討で落ちる問い合わせ数が伸びないとき(原因が分からない)
計測タグ・フォームが入っていない広告を出しても成果が測れない/審査に落ちる広告を始めようとしたとき
作り直しで旧URLを捨てているそれまでの検索流入が消えるリニューアル公開の1〜2ヶ月後

順に見ていきます。

2. 弱点①:画像とプログラムの中にある文字は、検索エンジンにもAIにも読まれません

検索エンジンと生成AIが読んでいるのは、ページの「文字データ」です。見えている文字ではありません。 ここが一致していないサイトが、非常に多くあります。

2-1. 画像に埋め込んだ文字は、存在しないのと同じです

デザインツールやAIで作った画面をそのまま画像として貼り付けると、人間の目には文字が見えていても、データとしては1枚の絵です。サービス名も、強みも、料金も、検索エンジンには何も書かれていないページに見えます。

とくに次のようなページでよく起きます。

  • ページ全体を1枚の画像として貼ったLP・サービス紹介ページ
  • 料金表・比較表・導入の流れを画像で作っているページ
  • キャッチコピーや見出しを画像で作っているページ
  • 会社概要や実績の数字をPDFで置いているページ

画像に文字を入れること自体は問題ありません。問題は、同じ内容が文字データとしてどこにも書かれていないことです。 画像のalt属性(画像の内容を説明する記述)に一言入れれば解決する、というものでもありません。altは補助であり、本文の代わりにはなりません。

2-2. もうひとつの「読まれない」パターンがJavaScriptです

こちらはより見つけにくい弱点です。AIサイトビルダーやノーコードツールで作られたサイトには、本文をJavaScript(ページを動かすプログラム)で後から描画する作りのものがあります。 人間がブラウザで見れば文字は表示されますが、受け取った最初のデータの中には文字が入っていません。

ここで重要な事実があります。ChatGPTなどの生成AIがサイトを読みに来るクローラー(GPTBot、ClaudeBot、PerplexityBotなど)は、JavaScriptを実行しません。 調査によると、GPTBotはJavaScriptファイルを取得することはあっても実行せず、ClaudeBotも実行しないと報告されています。つまり、JavaScriptで描画される本文は、AIから見ると完全に空白のページです。

検索エンジンのGoogleはJavaScriptを処理できますが、それでも処理は後回しになり、全ページが確実に処理される保証はありません。「Googleには多少拾われるが、生成AIには一切拾われない」という状態が、いま最も起きやすい弱点です。 LLMO(ChatGPT等のAIに自社が引用・推薦される状態をつくる対策)に取り組むなら、ここが出発点になります。

2-3. 自社サイトが読まれているかは、30秒で確認できます

専門知識は不要です。次の手順で確認してください。

  1. 確認したいページをパソコンのブラウザで開く
  2. ページ上で右クリック →「ページのソースを表示」を選ぶ
  3. 表示された画面で Ctrl+F(Macは⌘+F)を押す
  4. サイト上に表示されている本文の一文をコピーして貼り付け、検索する

画面に表示されているのに、ソースの中でその一文が見つからない場合、その文章は検索エンジンにも生成AIにも届いていません。 画像になっているか、JavaScriptで描画されているかのどちらかです。会社名・サービス名・強みを書いた一文で試すと、影響の大きさが分かります。

2-4. 検索広告でも、Googleはランディングページの中身を読んでいます

ここが最も見落とされている点です。「うちは検索対策(SEO)をしていないから、画像のままで問題ない」は成り立ちません。検索広告に出稿している場合、広告費を払っている側ほど損をします。

理由は2つあります。

1つ目は、広告の品質判定です。 Googleは広告用のクローラーでランディングページを読みに来て、品質スコアの構成要素である「広告の関連性」と「ランディングページの利便性」を判定します。読み取れる文字がなければ、検索キーワードとページ内容の関連性を評価できません。 品質が上がらないと、同じ掲載順位を取るために必要なクリック単価が高くなります。同じ予算でも、クリック数そのものが減ります。

2つ目は、どの検索語句に広告を出すかの判断材料になっていることです。 現在の検索広告は、登録したキーワードと完全に一致する語句だけに出るのではありません。インテントマッチ(検索意図に合う語句まで広告対象を広げる仕組み)や、AI最大化設定(AI Max for Search)が、ランディングページの内容・広告文・過去の配信実績を学習して、広告を出す検索語句を広げています。

Google広告のヘルプでも、ランディングページを学習対象とすることが明記されており、ランディングページを元に広告文を自動生成する機能(テキストカスタマイズ)や、最も関連性の高いページへ遷移先を切り替える機能(最終ページURLの拡張)も同じ仕組みの上にあります。

仕組みLPが文字で読める場合画像・JavaScriptで読めない場合
品質スコア
(広告の関連性/LPの利便性)
関連性が評価され、クリック単価が下がりやすい評価材料がなく、同じ順位に高い単価が必要になる
インテントマッチ・AI最大化設定ページ内容から関連する検索語句へ配信が広がる何のページか判断できず、配信が広がらない
テキストカスタマイズ/最終ページURLの拡張ページの文言をもとに広告文・遷移先が最適化される材料がなく、機能が働かない

つまり、LPが読めない状態は「検索で見つけてもらえない」だけでは済みません。広告のAIが本来当ててくれるはずのニッチな検索語句に、広告が出なくなります。 当社が得意とする「大手が入らないニッチ検索キーワードの攻略」も、ランディングページが読める状態であることが前提です。広告費を投じるページこそ、文字データで書かれている必要があります。

3. 弱点②:あとから直せない

サイトの価値は、公開した日ではなく、その後3年間どれだけ手を入れられたかで決まります。 AIで作ったサイトは、ここでつまずきます。

3-1. 「もう一度作らせる」と、直っていない箇所まで変わります

AIによる生成の基本は、指示に対して全体を作り直すことです。「この一文だけ変えたい」と頼むと、他の箇所のレイアウトや文言まで一緒に変わってしまうことがあります。修正のたびに全ページを確認し直す作業が発生し、直すほど時間がかかるようになります。

結果として起きるのは、「気になるところがあるが、触ると壊れそうなので放置する」という状態です。お知らせが半年止まっている、料金改定がサイトに反映されていない、退職した社員の写真が残っている。こうしたサイトは、訪問者から見れば「動いていない会社」に見えます。

3-2. 更新する仕組み(CMS)が入っていないことが多くあります

実績・お知らせ・製品情報のように繰り返し追加していく情報は、本来「1項目ずつ入力すれば、決まったレイアウトで公開される」仕組みにしておくべきものです。この仕組みがないと、追加するたびにページを丸ごと作り直すことになります。

更新の手間は、作ったときには見えません。3件目、10件目を追加するときに初めて表面化します。 実績を積み上げていく業種、製品が増えていく業種ほど、この差は大きくなります。

3-3. 作った人しか直せない、持ち出せない

見落とされがちなのが、この2点です。

  • 属人化:どんな指示(プロンプト)で作ったかが残っておらず、担当者が代わると誰も触れなくなる
  • 持ち出せない:生成に使ったサービスの上でしか動かず、あとからWordPressなど別の環境へ移せない。ドメインは自社のものでも、中身は持ち出せない

発注・着手の前に、「3年後、誰が、どのツールで、どうやって直すのか」を一文で説明できるかを確認してください。説明できない場合、その部分が将来のコストになります。

4. 弱点③:AI製だと見抜かれる。問題は「誰に見られるか」です

ここは感覚論になりがちな論点ですが、判断は単純です。「狙っているお客様が、見抜く目を持っているかどうか」で決めます。

4-1. 見抜かれるサインは、たいてい同じ箇所に出ます

  • どこかで見たレイアウト:同じ構成・同じ配色・同じアイコンの組み合わせ
  • AI生成画像の違和感:手や指の形、背景の文字の崩れ、実在しないオフィス風景
  • 主語の大きいコピー:「私たちはお客様に寄り添い、最適なソリューションを提供します」のように、どの会社にも当てはまる文章
  • 固有名詞と数字がない:取引先名、支援件数、実績値、設立年、担当者名が出てこない
  • 人が写っていない:代表・社員・現場の写真がなく、すべてイメージ画像

とくに重い問題は最後の2つです。AI製だと見抜かれること自体より、「判断材料が何も置かれていない」ことのほうが、実際の失注につながります。

4-2. 見抜く目を持つ相手かどうか、業種と単価で判断します

すべての事業で同じリスクがあるわけではありません。次の表を目安にしてください。

狙うターゲット見抜く目影響の大きさ
BtoBの決裁者(発注前に必ずサイトを見る)高い。
取引先として大丈夫かを見ている
大きい
比較検討の段階で外される
採用候補者(求職者)高い。
人がいるか、働く姿が見えるかを見ている
大きい
応募の手前で離脱する
高額商材・金融・医療・士業など信用が前提の商材高い。
実在性と実績を確認している
大きい
問い合わせ自体が起きない
地域密着で単価が低く、すぐ決まる商材低い。
営業時間・場所・電話番号を見ている
小さい。
情報が正確なら問題になりにくい
検証段階の新サービス
(まず世に出すことが目的)
小さい。
速さの価値が上回る

判断の基準は「見栄え」ではなく「この情報で相手が発注・応募を決められるか」です。 BtoBや採用のように、相手が時間をかけて比較する領域では、実名の事例・数字・人の写真が不足していること自体が、決定的な弱点になります。逆に、近所のお客様が営業時間と場所を確認するためのサイトであれば、AIで素早く作ることは合理的です。

5. 弱点④:広告を出す段階になって詰まる

これは公開から数ヶ月後、集客に踏み出そうとしたときに必ず表面化します。 当社が制作後のご相談を受けるケースで、最も多い弱点です。

5-1. 計測タグが入れられない、成果地点が作れない

広告を出すには、Googleアナリティクスや各媒体の計測タグ(訪問や問い合わせを記録する短いプログラム)をサイトに設置する必要があります。AIツールで作ったサイトには、そもそもタグを貼り込む場所がない、または特定のページにだけ貼ることができない場合があります。

さらに重要なのがThanksページ(問い合わせ完了ページ)です。問い合わせが完了したときに専用のURLへ移動する作りになっていないと、「何件の問い合わせが、どの広告から来たのか」を測れません。 測れなければ、広告の良し悪しが判断できず、予算を増やす判断も止められません。

当社は、媒体に返す成果地点(コンバージョン地点)の設計を最重要視しています。ここが曖昧なまま広告を出すのは、計器なしで飛ぶのと同じです。

関連記事:【公式LINE連携の落とし穴】Meta広告にLINE登録コンバージョンを連携する際に気を付けたいポイント

5-2. 広告審査で止まることがあります

Google広告やMeta広告には審査があります。運営者情報(会社名・所在地・連絡先)、プライバシーポリシー、事業内容の実在性が確認できないサイトは、広告が承認されないことがあります。 AIで手早く作ったサイトは、ここが抜けたまま公開されていることが珍しくありません。

あわせて確認したいのが、特定商取引法に基づく表記(該当する事業の場合)、問い合わせ先の電話番号やメールアドレス、そして各ページに実在性を示す情報が載っているかです。

5-3. フォームが機能していないことがあります

見落とされやすい弱点です。次のいずれかが起きていると、問い合わせが来ているのに気づいていない状態になります。

  • 送信されたメールが迷惑メールフォルダに入っている(メール送信の設定が正しくない)
  • 自動返信が設定されておらず、送った側が「届いたのか分からない」まま他社へ流れる
  • スパム対策がなく、迷惑メールに埋もれて本物の問い合わせを見落とす
  • スマートフォンで入力しづらく、途中で離脱している

公開後に一度、自分でフォームを送信してみてください。 数分で確認できます。

6. 弱点⑤:作り直しで、それまでの検索流入を捨ててしまう

既存サイトをAIで作り直す場合に限った弱点ですが、影響が最も大きいものです。

ページのURLが変わると、それまで検索エンジンが評価していた情報は引き継がれません。 旧URLから新URLへ転送する設定(301リダイレクト)を行わないと、検索順位も、他サイトから受けていたリンクの評価も、ゼロからやり直しになります。

リニューアル直後は見た目が新しくなって満足度が高いため、この問題は1〜2ヶ月遅れて表面化します。 「新しくしたのに問い合わせが減った」というご相談の多くが、この設定漏れです。ページ数が多いサイトほど損失は大きくなります。

あわせて、表示速度も確認してください。AIで生成されたサイトは、画像が最適化されていない、不要なプログラムが読み込まれているなどの理由で重くなりがちです。スマートフォンで表示に時間がかかるほど、見られる前に離脱されます。

7. では、AIで作ってよいのはどんなときか

当社もAIを使います。使わない理由はありません。重要なのは、任せてよい範囲を間違えないことです。

7-1. 判断の基準は「そのページに、どこから人が来るか」です

ここまでの弱点は、検索エンジン・生成AI・検索広告のAIに読まれる必要があるページで深刻になります。逆に言えば、読まれる必要のないページでは、ほとんど問題になりません。 流入経路で整理すると、次のように分かれます。

ページの種類主な流入経路検索・AIに読まれる必要AI生成の向き不向き
コーポレートサイト検索・生成AI・社名の指名検索必要たたき台まで。
設計は人が行う
採用サイト検索・求人媒体・指名検索必要たたき台まで。
人の情報が要になる
検索広告の
ランディングページ
検索広告必要
(品質判定と配信範囲に使われる)
たたき台まで。
設計は人が行う
Meta・SNS広告の
ランディングページ
広告からの直接流入不要大量生成が有効
期間限定の
キャンペーン特設ページ
広告・SNS不要

検索広告のLPが「必要」側にあることが、実務では見落とされがちです。 前章のとおり、Googleのクローラーがページを読んで品質と配信範囲を決めているためです。

7-2. 当社も、Meta広告のランディングページはAIで大量に生成しています

この記事は「AIで作るな」という趣旨ではありません。当社自身、Meta広告向けのLPはAIを使って大量に生成しています。

理由は、Meta広告のLPが広告からの直接流入しか受けないページだからです。検索やAIに見つけてもらう必要がないため、本記事の弱点①(読まれない)の制約を受けません。

そしてMeta広告で成果を分けるのは、1本のLPを磨き込む精度ではなく、訴求軸を変えた複数のLPを同時に当てて、どれが刺さるかを早く見極める速度です。 同じ商材でも、価格を訴えるべき相手、実績を訴えるべき相手、不安の解消を訴えるべき相手は違います。どれが正解かは、出してみるまで分かりません。 この「数を当てて確かめる」工程は、AIが最も力を発揮する領域です。

判断の基準は、AIを使うか使わないかではなく、そのページが「読まれる必要があるか」「1本を磨くべきか、複数本を当てるべきか」です。 本記事で指摘してきた弱点は、この見極めをせずに、コーポレートサイトや検索広告のLPまで同じやり方で作ってしまったときに表面化します。

7-3. AIに任せてよい範囲と、人が設計すべき範囲

AIに任せてよい人が設計すべき
文章の下書き・言い回しの案出し何を強みとして打ち出すかの決定
ページ構成のたたき台づくり検索されている言葉の調査と、それに合わせた情報設計
画像・図版の案出し実在する事例・数字・人の写真の収集
コードの部分的な生成更新できる仕組み(入力項目)の設計
既存原稿の整理・要約計測とフォームの設計、広告を出す前提の構造

サイト全体をAIで作ってよいのは、次のような場合です。

  • サービスがまだ検証段階で、まず世に出して反応を見ることが目的のとき
  • 期間限定のキャンペーン・イベント用で、数ヶ月で役目が終わるとき
  • 社内向け・取引先向けなど、検索流入を必要としないとき

逆に、検索やAI経由で見つけてもらいたい、検索広告を出す、採用に使う、高額商材を扱う場合は、前章までの5つの弱点がそのまま事業のブレーキになります。

8. すでにAIで作ったサイトがある場合、直す順番

全部作り直す必要はありません。 費用対効果の高い順に、次の5段階で手を入れるのが現実的です。

順番やること効果が出るまで
1計測を入れる(アナリティクス・Thanksページ・フォームの動作確認)即日。まず現状が見えるようになる
2フォームと運営者情報・プライバシーポリシーを整える即日〜数日。取りこぼしと広告審査の対策
3画像・JavaScriptの中にある重要な文章を、文字データとして書き直す1〜3ヶ月。検索・AIからの流入が動き出す
4更新する情報(実績・お知らせ・製品)をCMSで管理できる形にする公開後すぐ。以後の更新コストが下がる
5URL設計を見直す場合は、必ず301リダイレクトをセットで行う実施と同時。やらないと損失が出る

1と2は数日で終わり、費用もほとんどかかりません。それでいて、問い合わせの取りこぼしという最も痛い損失を止められます。 ここから着手してください。

8-1. 自社サイトの健康診断チェックリスト

次の項目で、当てはまらないものがいくつあるかを確認してください。

  • 本文の一文を「ページのソースを表示」で検索すると、見つかる
  • 料金・強み・サービス内容が、画像ではなく文字で書かれている
  • 会社名・所在地・連絡先・プライバシーポリシーがすべてのページから辿れる
  • 問い合わせが完了すると、専用のURL(Thanksページ)に移動する
  • 自分でフォームを送信して、自動返信が届くことを確認している
  • 実績・お知らせを、制作会社に頼まず自社で追加できる
  • 直近3ヶ月以内に、何らかの情報を更新した
  • 実名の事例・具体的な数字・人の写真が、1つ以上載っている
  • スマートフォンで開いて、3秒以内に主要な内容が表示される

当てはまらない項目が3つ以上ある場合、見た目の改善より先に、この記事の順番で手を入れたほうが成果につながります。

作り直しまで含めて検討される場合は、費用の目安と、決算期をまたぐ場合の発注タイミングを次の記事で整理しています。 サイト制作費は原則としてその期の経費にできるため、決算前の利益の使い道として検討する余地があります。

関連記事:決算前に利益を残しすぎたくない方へ。コーポレートサイト制作が「使える投資」になる条件 公開後のURLを挿入してください

9.まとめ

  • AIで作ったサイトの弱点は見た目に出ない。「読まれ方」「直され方」「見られ方」という、公開後に効く3か所に出る
  • 画像に埋め込んだ文字は、検索エンジンにもAIにも読まれない。 さらにJavaScriptで描画された文字は、GPTBot・ClaudeBotなど生成AIのクローラーがJavaScriptを実行しないため、完全に読まれない
  • 読まれているかは「ページのソースを表示」で本文の一文を検索すれば30秒で確認できる
  • 影響はSEO・LLMOにとどまらない。検索広告でもGoogleがランディングページを読み、品質スコア(広告の関連性・LPの利便性)を判定している。 さらにインテントマッチ・AI最大化設定(AI Max for Search)は、LPの内容を学習してどの検索語句に広告を出すかを決めているため、読めないLPは配信が広がらず、クリック単価も下がりにくい
  • AI生成は部分修正が苦手で、再生成で直していない箇所まで変わる。 更新の仕組み(CMS)がなく、作った人しか直せず、別の環境へ持ち出せないことも多い
  • AI製だと見抜かれること自体より、「判断材料が置かれていない」ことが失注につながる。 BtoB決裁者・求職者・高額商材の顧客は見抜く。地域密着の低単価商材や検証段階のサービスでは影響は小さい
  • 広告を出す段で最も詰まる。計測タグが入れられない、Thanksページがなく成果が測れない、運営者情報の不足で広告審査に落ちる、フォームが機能していない
  • 既存サイトの作り直しでは、301リダイレクトを行わないとそれまでの検索流入がゼロに戻る
  • 直す順番は、①計測 ②フォーム・運営者情報 ③文章の文字データ化 ④CMS化 ⑤URL設計とリダイレクト。 ①②は数日・低コストで、取りこぼしを止められる
  • 判断の基準は「そのページに、どこから人が来るか」。 コーポレートサイト・採用サイト・検索広告のLPは読まれる必要があるため設計を人が行う。Meta等のSNS広告のLPは広告からの直接流入しか受けないため、AIでの大量生成が有効。当社もMeta広告のLPはAIで大量に生成している
  • Meta広告で成果を分けるのは1本を磨く精度ではなく、訴求軸を変えた複数本を同時に当てる速度。この工程はAIが最も力を発揮する
  • AIに任せてよいのはたたき台。人が設計すべきは強みの決定・情報設計・実在する事例と数字・更新の仕組み・計測の構造

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※本記事は2026年9月時点の各サービス・各媒体の仕様および公開情報に基づくものです。クローラーの挙動や広告審査の基準は変更されることがあります。

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